|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
『サイレントヒル』 (SILENT HILL) は、コナミ(後のコナミデジタルエンタテインメント)から発売されたホラーゲーム、およびそのシリーズ。ジャンルはホラーアドベンチャー。2013年7月時点でのシリーズ全世界累計販売本数は840万本。 == シリーズの概要と舞台について == アメリカの北東部にある架空の田舎の観光地「サイレントヒル」が舞台である。観光の要であるトルーカ湖を有し閑静な美しい町である。湖の北岸は遊園地などがある町の中心だが、湖の南岸『サウスヴェイル地区』は寂しい住宅街である。隣接した町としては、「ブラマ」「シェパードグレン」がある。通常の状態では、濃霧に包まれた美しい町で、寂れてはいるものの住人もそれなりにいる。しかし、主人公たちが迷い込んだそれは人気のないゴーストタウンと化しており、あるはずの道が消失、或いは閉鎖されていたり、季節外れの雪が降ったり、異形の怪物が徘徊していたりと(作品によって程度に差は見られる)、現実世界と微妙にズレた異界であり、「表世界」と呼ばれている。実はその土地は古くから不可思議な力を持っており、心に闇を抱いた者を異世界へと引き込むことがあるゆえである。 「表世界」は霧に包まれたゴーストタウンであるが、時として血と錆にまみれた「裏世界」へと変貌することがある。その変化は、そこかしこを異形の怪物が徘徊する、屋内はもちろん屋外であるはずの場所が辺り一面闇に包まれている、地面や壁であるはずの部分が金網一枚を隔てその先に闇が広がっている、得体の知れない人型の肉塊が無造作に吊るされている、といったものが主で他にも様々である。「表世界」が「霧、雪」の白色を基調としているのに対し、「裏世界」は「血、錆」の赤や「影、闇」の黒を基調として構成されていて、これはストーリーの重要な設定の暗喩でもある。主人公たちは「表世界」と「裏世界」を行き来しながら目的を達成し、脱出することになる。 ストーリー面では、『バイオハザード』とは異なり勧善懲悪ではなく、アレッサ、マリア、クローディア、ウォルター等のシリーズの敵対者は皆悲惨な人生を送った末に歪んでおり、その最期も報われないものとなっている。 シリーズ第1作『サイレントヒル』は、『バイオハザード』の大ヒットによってホラーゲームが定着したことで、コナミもスティーヴン・キングの小説をゲーム化するというホラーゲームプロジェクトをスタートさせるが、諸事情により小説のゲーム化という当初の予定は頓挫し、オリジナルタイトルとして開発された〔PS World クリエイターインタビュー 山岡晃 PlayStation.comより。(2008年1月30日時点のアーカイブ)〕。本シリーズは、舞台こそアメリカであるものの、『バイオハザードシリーズ』とは異なる作品である。『バイオハザード』のそれが研究所からのウィルス流失事故等、即ち科学的な背景があるのに対し、本作品はその背景に科学的な裏づけのない人智を超越した神秘学や宗教的な要素を持つなど、同じホラー系アクションでも全くジャンルが異なる作品である。また懐中電灯を使用した限られた視界、言葉で言い表せないような嫌悪感、陰鬱とした雰囲気などジャパニーズホラー風な演出が多く使用されている。中でもシリーズ第1作は、アメリカの大手ゲームサイト GameTrailers.com が選んだ「最も怖いホラーゲームランキング」で1位を獲得している。 こういった作品独自の恐怖はいたるところで工夫されて表現されている。カメラアングルをわざと傾けて主人公を映す、画面にノイズエフェクトを常にかけている(これは制作過程でのシステム上の不都合を逆に利用したもの。ちなみにノイズはオン・オフ可能であり、大抵隠し要素である)、異形が近づいてくるとラジオが鳴る等、斬新な恐怖の演出がグラフィックや音響やシステムに組み込まれている。 人物相関や作中の文献から『サイレントヒル(以下『1』)』『サイレントヒル2(以下『2』)』『サイレントヒル3(以下『3』)』『サイレントヒル4ザ・ルーム(以下『4』)』『サイレントヒル ホームカミング(以下『ホームカミング』)』『サイレントヒル ダウンプア(以下『ダウンプア』)』『サイレントヒル ジ・アーケード(以下『アーケード版』)』にそれぞれ物語の連続性が見られ、特に『1』『2』『3』は事実上の三部作である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サイレントヒル」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Silent Hill 」があります。 スポンサード リンク
|